腱板断裂のなぜ41〜静的安定化機構〜

2020年12月31日木曜日

セラピスト向け 運動学 解剖学 肩の痛み 肩関節 腱板断裂

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 みなさん、おはようございます

理学療法士のじんた(@k_jinta)です!

今回も腱板断裂のなぜについて書いていきたいと思います。

今回は静的安定化機構

というテーマで説明していきますね。


それでは今年最終日も書いていきます。


静的安定化機構

肩甲上腕関節は不安定な骨性構造の上に成り立つものであり、
様々な安定化機構が備わっている。
大きく、静的安定化機構と動的安定化機構に分類される。


静的安定化機構を構成する組織は
関節包・関節上腕靭帯、関節唇である。

今日は前者につい書いていきます。


関節包は骨頭の2倍の容積を有している。

上関節上腕靭帯(SGHL)
中関節上腕靭帯(MGHL)
下関節上腕靭帯
(前下関節上腕靭帯(AIGHL)と後下関節上腕靭帯(PIGHL)と腋窩陥凸で構成)は
関節包を補強している。
烏口上腕靭帯(CHL)は関節包前上方を補強している。

関節包は上腕骨長軸に対して約45°の傾斜を有しており、
外転約45°で上下の関節包の緊張が一定になる。
下垂位では上方が緊張、下方が弛緩
外転位では上方が弛緩、下方が緊張

関節包靭帯は
肩関節の挙上や回旋角度によって緊張する部位が異なるため、
これらの知識を応用し、評価すると、
拘縮部位が明確になります。


おわりに

今年一年当ブログを読んでいただき
ありがとうございました!

来年も皆様に有益な情報をお届けできるよう
頑張りますので、よろしくお願いします!


肩関節について詳しいことをもっと知りたい方は
こちらのnoteを覗いてください!



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