腱板断裂のなぜ38〜肩峰骨頭間距離〜

2020年12月28日月曜日

インピンジメント セラピスト向け 解剖学 肩の痛み 肩関節 腱板断裂

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みなさん、おはようございます
理学療法士のじんた(@k_jinta)です!

今回も腱板断裂のなぜについて書いていきたいと思います。

今回は肩峰骨頭間距離

というテーマで説明していきますね。


それでは書いていきます。


肩峰骨頭間距離(AHI)

X線にて評価できる肩峰と骨頭の距離のことをいいます。


正常は6-11mm、5mm以下になると
腱板断裂を疑います。
これらの数値はおそらく下垂位で測定されたものだと思います。

また、宮沢らはAHIの臨床的意義は広範囲腱板断裂の診断のみにあると
報告しています。
ですから、AHIの狭小化が起こっていないから腱板断裂ではない、
AHIが狭小しているから腱板断裂だとは言えません。

FlatowらはAHIは90°で大結節が肩峰に最も接近したと
報告しています。
このことより、
90°あたりでインピンジメントが発生しやすいことが
わかりますよね。

健常な方でもスペース的にはかなり狭い場所を
通らないといけないので、
骨頭の運動が制限されたり、
周辺の筋のタイトネス、
滑走不全などが起こると
インピンジしやすいことが一目瞭然ですね。

AHIに関して注意が必要な点としては、
正常肩において、
内旋位で拡大し、外旋位で狭小化するということ。
撮影肢位によって変わる可能性があることを
念頭に置いて、見て欲しい。


おわりに

いかがだったでしょうか?
セラピストである以上、
「良くする、改善させる」はもちろんですが、
悪くさせない」これが最も重要です。

肩関節について詳しいことをもっと知りたい方は
こちらのnoteを覗いてください!



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